マンガも好きなぽてやんの愛読書遍歴1510

「MASTERキートン」
               勝鹿北星 作・浦沢直樹 画


最近あまりマンガを読まなくなりました。

面白いマンガがありましたら私に教えて下さいね。

さて、私が学生の頃ハマった作品をご紹介いたします。

映画にもなった「20世紀少年」や「YAWARA」で
有名な浦沢直樹さんが作画し脚本は勝鹿さんという作品。

主人公の平賀=キートン・太一は、父日本人、母英国人。
オックスフォード大学の出身。考古学講師、フリーの保険調査員。
元SAS(英国特殊空挺部隊)教官と、
物腰の柔らかい外見からは想像のつかない強さを秘めています。

彼が依頼を受ける保険事故の調査から意外な事件に発展したり、
また複雑な犯罪を解決に導きます。

舞台は世界各地。ギリシア、イタリア、タクラマカン砂漠、日本。
第一巻だけでも舞台がこれだけ変わります。

独立した短編のゆるやかな連合体形式を採っているので
どの話からでも読むことができます。

現在20年ぶりに「Re・MASTER」という名で続編が出版
されていますが、脚本の勝鹿さんが亡くなられているため、
画は同じでも中身の奥行きや余韻が雲泥の差です。

私は正編のみをおすすめします。古本屋で百円で売っていますよ


 









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by amagasakimotor | 2015-10-30 17:35 | 愛読書遍歴

歴史ロマン?ミステリー好きなぽてやんの愛読書遍歴1508

「ナポレオン発掘記」

                フェリックス・コクロー著



皆さん、ナポレオンって今どこで眠ってはるかご存知ですか。

たしか流されたセントヘレナっていう島(南大西洋)とちゃうのんと
思われている方が多いかと思うのですが、実は亡くなってから
二十年ほどのちにパリに戻って来てはります。

この本は、1840年に当時の国王ルイ・フィリップの命令で
ナポレオンの祖国移葬艦隊(当時はもちろん船です)の艦付司祭さん
(当時三十二才)がこの一部始終を書き残したものです。

珍本の部類に入るかと思うのですが私が大学の頃
なにか興味に惹かれて入手しました。

この手記のヤマはやはり確認のため鉛で密封されてあった三重の棺を
開けたところでしょう。

二十年を経ても、まるで眠るがごとくだったとあります。

再度密封されて、セーヌ川近くのアンヴァリッド(廃兵院)に安置されました。

私も新婚旅行で訪れました(新婚で行くところかどうかはさておいて)。
当時は傷病兵士の病院兼リハビリ施設だった建物を改装して
教会兼軍事博物館になっています。

大ドームの中央に安置された大理石の棺は超巨大!
この中で世界史上の超有名人が眠ってるんだなと感慨深かった記憶があります。

 










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by amagasakimotor | 2015-08-24 21:31 | 愛読書遍歴

笑いには持論があるぽてやんの愛読書遍歴1505

「西方冗土 カンサイ帝国の栄光と衰退」

                    中島らも著



小学6年でした。土曜の夕方にテレビを見ておりますと、
子どもの私ですら「屈折してるなぁ」と思うほどシュールで難解な
コントなのか何なのかわからない『なげやり倶楽部』という番組がありました。

若き日のダウンタウンも出ていたらしいです。
その中で、サングラス姿のえらいのっそりした喋り方をする人が
ヒネリの効いた面白いことを言うなぁという記憶が残っています。
中島らもでした。

彼は深夜番組にもよく出演してましたね。10年ほど前に亡くなられましたが、
関西サブカルチャーを体現していたような人でした。

彼は著作が多く、古い作品は古本屋でほぼ100円で見つけられます。
この本もそんな1冊で東大阪の「イカ焼き」屋のメニューに
「シングル180円、ダブル300円、サブル450円」と書いてあった話や

「いくら食べようが呑もうが3000円。但し一杯呑んだだけでも3000円」と
豪語したおばちゃんの飲み屋に、
調子がいいと二升は軽いというような酒豪の友人2人と昼メシを抜いて、
日も暮れぬうちから駆けつけ、店の食物が無くなるまで呑み食いした話など
「アホ話」のオンパレード。

疲れたときに読むと頭が癒されます。

 






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by amagasakimotor | 2015-05-12 15:09 | 愛読書遍歴

サイン本もけっこう好きなぽてやんの愛読書遍歴1502

「光圀伝」
         冲方丁 著



「助さんも聞きなさい。格さんも聞きなさい。」でおなじみの
水戸黄門が徳川光圀という実在の人物であることは多くの方が
ご存知かと思いますが、彼がどんな人生を歩んだのかは
あまり知られていないのではないでしょうか。

お兄さんがいてはるのですが、どういうわけか
水戸藩の半分規模の高松藩の藩主に出され、
光圀は本家の後継にされます。

このことが幼い光圀に強烈な影響を残し
「なぜ兄じゃなく俺なんだ」という後ろめたさをひきずり苦悩します。

江戸時代ですから余計キツイですよね。
まぁ父親もちょっと変わった人なんですが。

結局光圀は藩主相続の際に兄の息子2人を自分の養子にして後継者にします。
兄は兄で弟の息子を養子に迎えて高松藩の後継にします。
藩をバーターしたのです。知ってましたか。

また彼は妻を若くして亡くし、年下の友人や有能な部下など
次々に亡くしています。

「カッカッカッ」と悪人を懲らしめて笑う白髪の彼は
漫遊伝説から生まれた別人です。

実在した彼の葛藤を活き活きと描きだした著者の腕に感服しました。
うれしかったのはネットで偶然見つけた本書(古本)に
冲方丁さんのサインがあったこと。

思わぬ収穫でした♪

 






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by amagasakimotor | 2015-02-24 21:21 | 愛読書遍歴

ぷちビジネス書も好きなぽてやんの愛読書遍歴1501

「USJのジェットコースターは
   なぜ後ろ向きに走ったのか?」
              森岡毅著
 

 大阪市第三セクターのゆるゆる経営で一度破綻したUSJ
ユニバーサルスタジオジャパンに招かれたマーケティングの専門家
である著者が、集客を見込めるハリーポッターの超巨大施設が完成するまでの
3年間に既存設備を活用し金を使わず集客の拡大に挑んだ記録です。

 結果V字回復しましたが、実際の舞台裏は、集客でつまづくと命取りに
なるほどの綱渡り的資金繰りだったようですね。

 この人がすごいのは、ハロウィンのテコ入れ(パーク全体をゾンビだらけ=
バイト代のみ・設備投資無し)、低年齢の子供がいる家族層の取込み
(子供向けエリアを集中)、後ろ向きジェットコースター(イス付替えただけ)、スパイダーマンライド4K3D化(既存設備の小改築)、
体験型バイオハザード(空いてた倉庫活用)と

ほぼお金をかけず(本当に無いので実際使えなかったのが真実)
矢継ぎ早に実現化して開業当時の集客数に戻したことです。

既存設備や商品を改造して再活用(リノベ)や最小限の投資で最大限の効果を出す
なんてメッチャ楽しいやんって思った次第です。

経営者目線ではUSJよりこの著者のおっさん見てた方が面白そうです。













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by amagasakimotor | 2015-01-20 20:26 | 愛読書遍歴

時代小説好きなぽてやんの愛読書遍歴1411

「日日平安」
    山本周五郎著


 黒澤明監督の「椿三十郎」の原作ですので、
本作を読んだことがなくても内容をご存知の方は多いかも知れませんね。

 食い詰めた浪人の主人公が、たまたま通りがかったある藩の主導権
争いに乞われる形で(彼自身が演出したのですが)介入していき、
双方を上手く焚きつけることで自然に有利な状況を作っていくという作品。

黒澤作品の前作の「用心棒」のテーマとして、
当時の米ソ冷戦時代を揶揄していたということをどこかで読んだ記憶がありますが、
原作の山本周五郎その人にもそういう含意はあったかもしれませんね。

ただ、原作を読みますと、映画での主演した三船敏郎の重厚でおっかない
オッサンのイメージとは程遠く、軽くて飄々とした兄ちゃんみたいな
主人公像だったのには驚きました。

読みながらイメージしていたのは大泉洋(水曜どうでしょうで有名)
一度、織田裕二で再演されましたが今度はぜひ三谷幸喜脚本で
大泉洋主演で再演してくれないかなぁ。これはコメディですもん。

 今月号をまとめますと、読書特集号の方が楽かなぁなんて
気軽に思ってたら普段より手間でしんどかったというお話。







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by amagasakimotor | 2014-11-20 20:44 | 愛読書遍歴

病院小説も好きなぽてやんの愛読書遍歴1410

「白い巨塔 全5巻」
        山崎豊子著 


10年も経つんですね。
唐沢寿明主演でドラマ化されたのは。

その前の田宮二郎版が
印象に残っておられる方もいらっしゃるかも知れません。

唐沢版はほぼ原作に忠実で、
前半は主人公が白い巨塔(大学病院)の主(教授)になるまでの
強烈な派閥闘争、後半は頂点に立った主人公が栄華の極みで起こした
医療事故の揉み消し工作と裁判闘争の話です。

吹田に移る前に大阪の中之島にあった阪大病院がモデルだそうですし、

これも移転する前の旧県立尼崎病院(現在の尼崎中央図書館の場所に
私が幼稚園の頃まであり、古くて大きく不気味な印象が記憶にある)も
ちょっと出てきたりするので、物語に感情移入しやすいのではないでしょうか。

とくに秀逸なのは、前半の教授選挙での票読み。

主人公の上司が、主人公のスター性と横柄な性格を嫌って
後継推薦をしないばかりか対抗馬を立ててきたりとトコトン嫌がらせをしてきます。

まぁ元はといえば主人公の態度が招いたことなんですが、
こういう話はどこででもありますね。私もこういう話は大~好き♪ 性格悪いなぁ。

ドラマでは上司役を石坂浩二が演じてました。
これがまた上手い。読むのが面倒な方はドラマもお薦めです。







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by amagasakimotor | 2014-10-21 20:49 | 愛読書遍歴

ミステリー小説好きなぽてやんの愛読書遍歴1409

「ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女」
    スティーグ・ラーソン著
 


とても残念なのは作者が50才の若さで急死していること。

彼が残したのはミレニアム3部作全6冊のみ!もったいない。

本作は既に映画化されたので聞き覚えのある方がいらっしゃるかもしれません。

現007ダニエル・クレイグ主演で監督はあの「セブン」のデヴィッド・フィンチャー。
本作を読んでから映画を観ましたがほぼ忠実なので映画をご覧になるのも良いかもしれません。

フィンチャーは色彩を抑えた透明感ある落ち着いた映像が素晴らしいです。
本作舞台のスウェーデンの寒々しい空気を見事に再現しているのには感動しますが
大人向けなので小さなお子様と観るものではございません。

同じく最近フィンチャー作品でハマっているのが「ハウスオブカード」。
こちらは政治の権謀術数なのですが、落ち着いた映像と脚本が良い。

面白いのは「ミレニアム」と役者がカブってること。
「ミレ~」の助演女優と「ハウス~」の新聞記者を演じてる子が実姉妹とか。

とにかく映像が美しい。
私もカメラの設定を変えてフィンチャー風にして撮っているくらいです。

こちらも大人向けでございます。








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by amagasakimotor | 2014-09-04 20:00 | 愛読書遍歴

ミステリー小説好きなぽてやんの愛読書遍歴1408

「そして誰もいなくなった」
       アガサ・クリスティー著


暑い夏なので読んでいて涼しくなる良質ミステリーを一つご紹介。

本作は洋モノ推理小説の中で最高傑作に
推す人も多いのではないでしょうか。

本好きの母の影響もあり小さい頃から周りにはいろんな本がありまして、
その中に多数あったのがクリスティー作品。

TVドラマにもなった名探偵ポアロとミス・マープルの両シリーズが
有名で良作が多いです。

本作に彼らは登場せず完全な独立作品なのですが
読んでる最中と読後感が強烈です。

学生の頃に電車で読んでおりまして、
つい没頭してしまい駅を乗り過ごしたほどでした。

絶海の孤島に呼び出された10人。
職業も年齢もまちまちで共通項も無い。

マザー・グースの童謡「10人のインディアン」の歌詞に似た状況で
次々に消されていく人たち。ホントに最後の最期まで犯人がわかりません。
 
それほど長編でもない薄い本でこのような良質のミステリーがあるなんてと
当時感激した記憶があります。

私がおすすめしている本は古い作品が多く、
ほとんどが古本屋で百円程で入手できますので読んでない方はぜひどうぞ。
ワンコインでこんなステキな時間(作品)が味わえるなんて幸せです。





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by amagasakimotor | 2014-08-02 14:58 | 愛読書遍歴

ちょんまげ小説好きなぽてやんの愛読書遍歴1407

「剣客商売 全16巻 」
       池波正太郎著


ある日の午後であった。

みたいな始まり方をする池波作品は一行目から作品世界に
スッと引き込む工夫がしてあります。

本作と鬼平犯科帳、藤枝梅安は彼の三大シリーズで、
どの本屋にも置いてあるベストセラーです。

全シリーズ読んで私が感じたのは主人公が異なるだけで基本パターンはほぼ同じ。
一話完結の短編の連作であり、各短編が前後の短編とゆるやかにつながっている
(のでどこからでも安心して楽しめる)。
時系列で移り行く季節に応じた旨い旬の料理が出てくること。
主人公と周りの主要人物は固定で、外部からの人物が物語の起爆剤になることなど。

普段私たちが家庭や仕事で過ごしている「日常」と
突然巻き起こる事件とかの「非日常」との対比が実に小気味よく書かれています。

疲れて帰ってきた日、気分の悪い出来事があった日など、
心が弱っているときに読むと効きます。

短編が昼休みや就寝前とかで読み切れる尺なのがスバラシイ。

私の拙文で興味持たれた方は古本で100円からありますのでどうぞ。

本作の主人公は小柄な剣術使いのお爺さん。
これがメチャクチャ強い!
ダンディで粋な理想の男の世界があります。こんな爺ぃになりたいなぁ。




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by amagasakimotor | 2014-07-16 20:24 | 愛読書遍歴