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ぽてやん通信1406

不定期連載
尼崎モーター社長の「ぽてやん通信」1406

一粒3千キロメートル?えんじんキャラメル


義父から貰った焼酎一升。

普段全く焼酎を飲まない私がこれをどう飲むか。

つらつら考えておりますと、
嫁様の「コーラか何かで割ったらチューハイになるんちゃうの」
との一言で早速コーラで割って飲んでみたところ
焼酎がコーラに勝っててクセ強過ぎ!

クサいクサいと言いつつ飲んでると慣れてきた。

てなことをフェイスブックに書いてると
「チューハイってウォッカと割るんちゃうの」というツッコミが。

さぁて今月の「ぽてやん通信」は、クサいつながりということで。



幼少のみぎり、尼モーターの奥に祖父母の家がありまして、
(ご存知の方は尼モ歴25年以上!)
幼稚園から帰りますとそこへ寄って晩まで過ごすわけであります。

会社の裏手には駄菓子屋があり、お腹がすくと買いに行ったり、
これまた近所にあった商店街に祖母の買物へ便乗して
和菓子を買って貰ったり、いまはほぼ絶滅してしまいましたが
七輪で餅を焼いてもらい砂糖醤油で食べたりという
懐かしの昭和時代でありました。

今でもそうですが3時のおやつを食べないと損した気分になるので、
当時の私も祖母におやつをねだっておりました。

その日はキャラメルを作ろうという話になり、
祖母が鍋に牛乳と砂糖を入れて煮つめていくので
焦げないようにかき混ぜるのを私も手伝うことになりました。

鍋を見ていると次第に牛乳が沸騰し鍋の周囲に泡が無数に沸いて
甘い香りがし始めました。

掻き回し続けていると白色の牛乳も徐々にきつね色に変わってきました。
蒸発して粘りがついてネチョネチョしてきたなぁと思っていると
瞬く間に黒く焦げだし始めました。

祖母も見てくれていたはずですが何か用事で少し目を離したのかもしれません。
結局鍋を焦がしてしまいました。

台所に拡がった甘~く焦げクサい白い煙と
タール状のキャラメルがこびりついた鍋が印象深く記憶に残っております。

何十年のち、この仕事をやるようになってから
印象的な黒コゲ鍋とダブるものを何回も目撃するようになりました。

オイル交換せずに痛んでしまったエンジンです。

甘い臭いはしませんがクサい臭いやネチネチの内部機構など
そっくりです。

エンジンが焼けると車はエンジンを移植するか
車ごと乗換えるしかないですから大変な出費となります。

自動車はその名のとおり燃料さえ入れれば「自」ら「動」く「車」である
と思っておられる方は多いのではないでしょうか。

自動車はたくさんの部品から成る機械の集合体です。
故障なく働き続ける永久機関ではありません。

TVやパソコン、冷蔵庫よりも酷使されるものですから消耗は必ずあります。
修理屋なので、いろんな車を見てきましたが、事故による大破とかは除いて、
車ごと乗換の可能性が高まる巨額修理の上位3つって

私の中では①エンジン②ミッション③エアコンなんですよね。

エアコンは全く使わないよりも常時エアコンを回している方が
故障は少ないかなと思いますが積極的に故障を予防する
手立てってあまりないんですね。

それに比べてミッションやエンジンのトラブルを防止する
積極的な方法はあります。

定期的なオイル交換です。

特に高温になるエンジンは潤滑油としてのオイルの役目が超重要。
長期間オイル交換しないまま走り続けるとどうなるかというと、
鍋を焦がしてしまうわけですよ。

3千キロごとの交換が理想的。
5千キロまでには交換されることをおすすめします。
今回はえらい真面目やなぁ。

これらをまとめますと
キャラメルを食べただけで3千キロも走るのは、
いくら瀬古選手でもムリだろうというお話。

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ていねいに誠実に80年
尼崎一番の老舗修理工場

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by amagasakimotor | 2014-06-10 16:53 | ぽてやん通信

ていねいに誠実に87年 尼崎一番の老舗修理工場 最新故障診断機の導入でフォローもバッチリ!! 第10・11回兵整振自動車整備技術コンクール尼崎支部代表として連続出場


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